社労士試験の試験科目解説②

前のページ「社労士試験の試験科目解説①」で見た、「労働基準法」「労働安全衛生法」「労働者災害補償保険法」「雇用保険法」以外の法律について、引き続き、法律の内容と、社労士試験における出題のポイントについて見ていきたいと思います。

●労働保険の保険料の徴収等に関する法律(労働保険徴収法)

労働保険徴収法は、労働保険事業の効率的な運営を図るために、労働保険に関する「保険関係の成立・消滅」「保険料の納付手続き」「労働保険事務組合」などについて定めた法律です。出題の定番は「概算保険料」に関する問題で、「一般保険料率」「特別加入保険料率」「免除対象者」「事業の一括」「メリット制」「延納」といった内容もここに含まれます。また、社労士試験のなかで唯一、計算問題が出題される法律(科目)でもあります。

●健康保険法

健康保険法は、業務外の事由による疾病、負傷、死亡などに関する給付について定めた法律です。労災保険法との違いは、業務「外」の保険事故を扱うこと、給付内容に出産が含まれていること、そして給付対象が被保険者本人だけでなく被扶養者(家族)にまで及ぶことなどが挙げられます。社労士試験においては、「被保険者」「保険給付」「費用の負担」が三大出題ポイントになっています。

●厚生年金保険法

厚生年金保険法は、会社勤めされている受験生の方はよくご存知かと思いますが、労働者の老齢、障害、死亡に関する保険給付について定めた法律です。社労士試験では、老齢・障害・死亡に関する給付について、さまざまな角度から知識を問われます。また、厚生年金保険法は、昭和60年、平成6年、12年、16年に改正されていて、改正に伴う特例措置も、大きな出題ポイントとなっています。

●国民年金法

厚生年金保険法が「労働者」の老齢・障害・死亡に関する給付について定めているのに対して、国民年金法は、労働者であるか否かを問わず、全国民が対象です。社労士試験では、「被保険者の資格要件」「それぞれの基礎年金の支給要件」などが問われますが、それとともに、さまざまな内容を組み合わせた総合問題が出題される傾向が、近年強まっています。

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