社労士試験の概要②(試験科目、出題形式など)

社労士試験の試験科目は、①労働基準法及び労働安全衛生法、②労働者災害補償保険法、③雇用保険法、④労働保険の保険料の徴収等に関する法律(労働保険徴収法)、⑤健康保険法、⑥厚生年金保険法、⑦国民年金法、⑧労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識の全8科目からなります。そして出題形式は、空欄に入る適切な語句を選択肢の中から選ぶ「選択式」と、5つの文章の中から適切なものをひとつ選ぶ「択一式」の2種類。以上の試験科目と出題形式を表にまとめると、このようになります。

  選択式 択一式
①労働基準法及び労働安全衛生法 1題(5問) 10問
②労働者災害補償保険法+④労働保険徴収法 1題(5問) 10問
③雇用保険法+④労働保険徴収法 1題(5問) 10問
⑤健康保険法 1題(5問) 10問
⑥厚生年金保険法 1題(5問) 10問
⑦国民年金法 1題(5問) 10問
⑧労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識 2題(10問) 10問
合計 8題(40問) 70問

上の表からもわかる通り、社労士試験は、単純に「8科目×2つの出題形式」ではありません。ここを勘違いしたまま、受験勉強をスタートさせてしまうと、あとで手痛いしっぺ返しをくらいかねませんので、若干複雑ですが、試験科目と出題形式の組み合わせについては、正しく理解するようにしてください。

試験科目と出題形式を理解する上で、何より注意すべきなのは、「④労働保険徴収法」の扱いです。労働保険徴収法とは、労働保険、より具体的に言うならば、労災保険と雇用保険の保険料徴収に関する手続き等について定めた法律です。そのため、労災保険料徴収に関する事項は「②労働者災害補償保険法」の中で、雇用保険料徴収に関する事項は「③雇用保険法」の中でそれぞれ問われるという、少しいびつな試験構成となっています。なお、選択式では、労働保険徴収法からの出題はありません。一方の択一式では、労働者災害補償保険法と雇用保険法で3問ずつ計6問、労働保険徴収法に関する問題が出題されます。一見おまけのように見えて実は出題数が多い、つまり相応の学習時間が求められる点が、労働保険徴収法という科目の、何ともいやらしいところであります。

もうひとつ注意すべき点を挙げるとするなら、それは「⑧労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識」の扱いでしょう。この科目は、名前からは少しわかりにくいのですが、実は「労務管理その他の労働に関する一般常識」と「社会保険に関する一般常識」の2つの内容からなります。択一式では合せて10問ですが、選択式ではそれぞれ1題(5問)ずつ出題されますので、こちらも労働保険徴収法同様に、決して学習をおろそかにすることはできません。

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